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「なぁ…俺達、死ぬのか?まだ十八って若さで…」
うつむいて落ち込む学。
「縁起でもないこと言うなよ…。大丈夫だって。」
学を励ます真人だが、真人自身も不安でいっぱいだった。
その時、
「大丈夫よ、心配しすぎじゃない?十八ならもっと強気でいるべきよ?」
二十歳過ぎくらいの女性が笑顔で励ましてくれた。
ここに勤めている銀行員だろうか?
「ありがとうございます、あの…あなたは?」
真人は小さな声で女性に問いかける。
「見てわかるでしょ?…大丈夫、絶対助かるから。」
なぜか女性の目は自信で満ち溢れていた。
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