-白い氷-

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猫が目を開けた時には、 石はすでに投げられていた。 突然な出来事だったが、 黒猫がすぐに ブレーキをかけた事によって 石は前足の わずか手前に落ちた。 それでも猫は また、すぐに走り出した。 "不吉な黒猫" "不幸を運んでくる悪魔" "幸せを奪う悪魔" 子供達は走ってくる黒猫に 罵声を浴びせていたが、 猫が通りすぎると つまらなそうにして、 次の遊びを考えはじめた。 .
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