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信じられない事だったが、目の前であんな事が起きては、信じざるを得ない。
一体なぜ自分は幽霊が見えるのか、明季に自分が何をしてあげたのか…
様々な疑問はあるが、いずれ分かるだろう。
そう思い家に帰った。
ガレージには母の車が停まっていた。
仕事から帰ってきているようだ。
ガチャ
涼介「ただいまぁ」
明季「ただいま」
リビングに入ると、キッチンで母が夕飯の支度をしているのが見えた。
母さん「おかえり、ご飯まで少しかかるわよ」
涼介「うん…でさぁ…俺の隣の女の子、母さん見える?」
母さん「えっ?」
母さんは手を止めて、こちらに歩いてきた。
そして明季をまじまじと見つめる。
明季「っん」
明季は驚いているようだ。
涼介(母さんにも明季が見えるのだろうか…)
母さん「なーんてね♪涼介、冗談はやめなさい。お母さん忙しいんだから」
そう言って笑顔でキッチンに戻った。
涼介(母さんには見えないのか…まあ、それが普通だよな)
二人は部屋に戻った。
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