384人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はベッドに腰かけて落ち着いた。
涼介「母さんにはお前が見えないんだな。」
明季「そうみたいね。だいたいの人間は見えないものよ。さっきは見えるのかと思ってビックリしたけど…」
明季も俺の隣に座る。少し明季のいい匂いがした。
幽霊にも匂いがあるんだな…
涼介「なんで俺にはお前が見えるんだろう。」
明季「さあ、そういう素質を持った人間も中にはいるからね。」
涼介「ふーん」
…。
…。
…。
涼介「なぁ」
明季「なに?」
涼介「ホントにずっと俺の傍にいる気なのか?」
明季の方に顔を向けて聞いてみる。
明季「そうよ♪」
明季も俺の顔を見て言った。
明季「女の子とずっと一緒にいられるなんて、あんたは幸せ者ねぇ♪」
涼介(いや、別に嬉しくない…確かに可愛いが、幽霊だもん…)
最初のコメントを投稿しよう!