それはまるで雪の様で

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丁度、一年前になる 母さんが入退院を繰り返していた頃だ 僕は1週間に一度のペースで見舞いに行った 「母さん」 僕がそう声をかけるとゆっくりとこちらを向いた 「あら、純。また来てくれたのね」 にっこりと笑う母さんを確認すると いつものように花瓶の水を入れ替え いつものように母さんと雑談に花を咲かせた 「じゃあ、また来るよ」 そう言って病室を出た 「看護婦さん。このCDありがとうございました!」 廊下から明るく可愛らしい声が聞こえた
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