Chapter01 入学式

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紙に『中等部&高等部』と書いてるのを持ってる人がいる。 私は、そこへ向い歩き出した。 沢山の人を掻分けて、そこまで行く事が出来た。 「貴女がが彩さんですよね。」 いきなり声を掛けられた私は少しビクッとした。 「ハイ…そうです。」 少しオドオドしながらそう答えた。 「これ、学生証です。 無くさない様にして下さいね。」 「はい…有り難うございます。 あの…他の人は……?」 「君だけなんだ。高等部へは。」 先生はそう言った。 「じゃあ、行こうか…」 そう続けて言う。 「はい。」 私はそれだけ言うと、私達は講堂を後にし、教室へと向った…  
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