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「ハァハァ…やっと追いつめたぞ~
ヴァン=ラディッシュ!!」
日は既に落ち夜が訪れていて真っ暗だ、また、周りは森で木に囲まれていることから暗さがより深みを増している。
そんな中2人の影が木の隙間からほんのり射している満月の光によってうっすらと見えるのが分かる。
1人は大人の男性1人は青年。
2人は睨み合う形になって向かい合っている。
「追いつめた?
フン違うな…この程度じゃ追いつめたと言えない」
「何がだよ!
今は俺とお前しかいないがこの森の周りは政府の兵隊が囲んでいる…袋のネズミってことだな」
「まぁなにがどう変わろうとも俺が捕まることは絶対に無い、あんた達みたいなおっさんにな!!」
青年は自信に満ちた顔でそう告げた、そんな顔を見た大人の男はイラっとしたような顔をする。
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