再びの学園行事

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如月――もとい、皐月との奇妙な変化が起こってから早3日。 月曜日の今日、7時限目の魔術の授業は中止となり、急遽ホームルームの時間となった。 楽しみにしていた魔術の時間が無くなったことで、クラスメート達から不満の声が上がったが、いざ7限目になると、手の平を返したように積極的に取り組んでいた。 その議題というのが、 「では、今週末に行われる体育祭の種目を決めたいと思います」 これだった。 学級委員である竹内君が種目を読み上げ、同じく長谷川さんが黒板に文字を書いていく。 ・障害物競走 ・棒倒し ・綱引き ・二人三脚 ・借り物競走 ・騎馬戦 ・クラス対抗1200mリレー ・サバイバルマラソン ……なんか、最後だけおかしい気がする。マラソンってサバイバル的な要素あったっけ? サバイバルって、困難な状況を越えて生き残ることって意味だよね? 俺が内心で疑問を抱いているうちに、文字を書き終えた長谷川さんがチョークを置いて振り返る。それを機に、進行役の竹内君が口を開いた。 「以上の8種目が今年の体育祭の競技となります。しかし、みんなに選んでもらう種目は4つと1つだけです」 5つじゃなく、4つと1つ。何か違いがあるってことか……? 「障害物競走、棒倒し、借り物競走、サバイバルマラソン。この4つは個人種目なので、それぞれ10人ずつに分かれてもらいます。残りの4つはクラス種目で、文字通りクラス全員が参加です。そのうち、リレーに関しては男子4人、女子4人を選出してもらいます」 なるほど。だから4つと1つってわけね。  
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