再びの学園行事

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《競技の準備が整うまでにルールを説明しましょう。五角形の位置にそれぞれ3本ずつ棒が立てられています。その棒を全て倒されたクラスの負け、最後まで棒が残っていたクラスが勝利です。武器さえ使わなければ魔法の使用もオッケー。もちろん得点の割り振り方は障害物と同じ。後々のことを考えて1つのクラスを先に潰すのもありですね。一体どんな展開になるのでしょうか!?》 ……あの人は何を言ってるんだ? 今、かなり物騒な言葉が聞こえたんだが……。 「なるほど。その手があったか」 右手を握り締めた龍牙がその拳を左手の平に叩き付ける。擬音で表すなら、ポンッだ。 ほらほらほら、こうなったじゃん。ここで考え付いたことを入場門前にいるヤツらが考えないわけないじゃん。 ボックスも凍っていた地面も崖になっていた穴も消え、元通りになった地面に突き立つ3本の木柱。それが、5ヵ所。 手際のいい実行委員によって、早くも次の競技の準備が整った。 《ん? オッケー? 了解。皆さんお待たせしました! それでは選手達に入場してもらいましょう! どんな作戦が用意してあるのか楽しみです。さぁ、戦争をおっ始めちゃってください!》 狙って言ってるとしか思えない言葉を受けて、計50人の戦士達が戦場に赴く。男子達の眼はギラギラと鋭く輝き、数少ない女子は、何で私達ここにいるの? とでも言いたげに半泣きの状態だ。 それぞれ割り振られた場所に到着し、クラスごとに陣形を組む。 男子達はともかく、彼女らに一言。 ご愁傷様です。  
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