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『学園長っ!?』
みんなの声が重なる。
言葉通り、入ってきたのは真衣さんだった。
だがそれだけにとどまらず、さらにもう1人。
やや長めの茶色い髪を所々ハネさせ、爽やかな笑顔がよく似合う人物。
「生徒会長も……!」
河瀬 隼人その人だ。
てっきりこの2人だけだと思っていたが、まだいるらしい。
会長の後に続いて入ってきたのは女性。恐らく先輩。
紫色の髪を肩ぐらいまで伸ばし、女子高生とは思えない抜群のスタイル。
柔らかい微笑みを浮かべ、思わず見とれてしまうほど綺麗だ。
――あの人は……?
「ふ、副会長もいるんですか!?」
坂上が叫ぶ。
ってか、
「副会長!?」
今日一番のビックリだ。
みんなも知らなかったらしく、声には出さないが驚いている。
学園長と生徒会長と副会長……。
こんな大物達を呼んでどうするつもりなんだ?
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