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「割り当てとしては、光輝君と嵐君は隼人君が担当。光輝君は刀技、嵐君は風魔法を教えてもらってくれ」
「よろしくな」
河瀬先輩は俺と嵐に向かってヒラヒラと手を振る。
――ってか、風属性だったんだな、先輩。
「次に、唯君と翔君。2人の担当は美琴君だ。彼女は土と水の属性を使えるから、2人には適任だろう」
「よろしくね、お2人さん」
朝霧先輩も笑顔で手を振る。
幼なじみなだけあって行動が全く一緒だ。
「そして学園長が担当するのは志乃君と光輝君」
「えっ?俺もですか?」
俺の疑問に、修司さんは首を縦に振る。
「稀少な光属性の2人を教えることができるのは同じ属性の学園長しかいないからね」
考えてみれば当然か。刀の修行だけで終わるはずがないもんな。
「最後に、俺が担当する龍牙君と彩華君。2人の属性は俺が使えるからね。
本当は皐月君も一緒なんだが、いないものはどうしようもない。合流するまでは2人だ」
何だかんだでやる気が出てきた俺達。
強くなる決意と共に、力強く頷いた。
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