特訓開始

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一体いつまで閉じこもる気なんだ? ちゃんと飯は食ってるのか? 心配事を上げたらキリがない。 声を掛けようかとも思ったけど、如月のことだ。返事は返ってこないだろう。 今はアイツを信じるしかないんだ。 俺は自分の部屋に視線を戻して中に入った。 それからリビングを片付けてスペースを作り、刀の素振り。 10本で切り上げ、風呂に入る。 20分ぐらいで風呂を終えた俺は、鍵を閉め忘れたことに気付いた。 すぐに玄関に向かい、鍵を閉める。 その時だった。 「聞こえているか、皐月?」 扉の外から聞こえてきた彩華の声。 リビングに戻ろうとしていた足が止まる。 時計が見えないから正確にはわからないが、今は9時前後のはずだ。 こんな時間に一体……。 盗み聞きは悪いと思いつつ、耳を澄まして聞き耳を立てる。 やはり如月の返事はない。 「話したくないのならそれでいい。でも私の話を聞いてくれ」 言葉通り、彩華は一方的に話し始めた。  
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