お父さん

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「ングッ…それぁ良かったです」 「ね!他にもこんな食べ物はあるのかい!?」 「んあ?」 最後の一口を平らげてしまおうと大きく口を開けたまま 「ああ」 と返事をしてパクリ 「良いね…中々興味が沸いてきたよ!」 「知りたかったら美空に聞いてください」 穴だらけの服のまま立ち上がる パサッ シャツが二分された 「wow…」 「あっはっはっはっは!!」 「…笑えねぇ!」 破れたシャツの適当な箇所を結んで被る そのままカレーの入った鍋へフラフラと歩いていく 「おかわり」 「畏まりました」 鍋の近くにいた侍女に皿を渡す 「どう…」 「ども。」 バッチリ服を見られた 「えと…あの~…」 「何も言わないで下さい」 「畏まりました」 物分かりが良くて非常に助かる その返事に満足した亮太はその場に座り込んで流し込むようにカレーを食べ始めた 「おかわり」 「畏まし……え?」 カレーは飲み物とはこの事
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