お父さん

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気になる男… そもそも男なんて触れられるのも嫌 信じたくない ……亮太達は私の嫌いな男 でも嫌いじゃない この間だって助けてくれた 結婚しても幸せにはなれない病気も治してくれた ってそんなこと今はどうでも良かった 気になる男…気になる……人 「わぁぁぁぁぁ!!嘘!嘘!絶対嘘!!」 その人物が頭に浮かんだ瞬間自分の頭を抱えて叫ぶ 「お…おお!?どうした美空?とりあえず落ち着け!」 「うるさぁぁぁい!」 「オフゥッ」 触れていた手を振り払い正拳突き 何とかカレーだけは死守して倒れる 「はぁっはぁっはぁっ…!」 荒い息遣いで胸を抑える (どうしたんだろ私… 妙に苦しい あんまり意識したことなかったから余計に慣れてないのかも!) 「…思い当たる人は居たか?」 地面に落とした視線を上げると変わらぬ態勢の亮太が居た 「…ん。居たみたいだな」 そしてまたいつの間にか手首に亮太の指 「あ……ぅ」 「脈拍もドンドン上がってるぜ~」 何処か嬉しそうに言う (男嫌いの美空にも気になるヤツが居るのならもう…男嫌いは治ったな) 嬉しそうな顔が満面の笑みになった
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