お父さん

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「成長したな。父さんは嬉しいぞ!」 「誰が父さんよ…」 「そうだぞぉぉ?まだすこしはやいんじゃないかぁ?」 酔っ払い が あらわれた! 「お…っさん?」 「んんん~?どうかしたのかいぃ?」 余りにも登場が不意討ち過ぎて言葉が出ない その顔は緩みきった『おっさん』の顔 威厳もゼロ 「ぅ…お酒飲んでる」 「まぁ宴会の席だ。飲んでもおかしくないだろ」 「なんだりょうら?さっそく『浮気』かぁ?」 「訳わかんねぇ…酔ってんのか?」 臭いと呂律で分かってはいるが一応聞く 「酔ってない酔ってない」 「なんでそこだけちゃんと発音出来んだよ!?」 「なんら?」 「だから!酔ってんだ「酔ってない酔ってない」 酔ってない だけはちゃんと言葉として成り立っていた 「はぁっはっはっはぁ!」 「はぁ……で?何が浮気だ?」 トロンとした眼で亮太を睨むと指を差してさけぶ 「おんまぇにゃみりぁがいながらどぉどうと浮気かぁ!?」 「(゚Д゚)ハァ?」 聞き取れなかった ミゲルは近くの徳利を掴むと豪快に飲む 周りからは一気コール いつの間にか周りは酔っ払い集団になっていた 「ぶはぁ…お前にはミリアが居ながら堂々と浮気か?」 何故か飲んだ直後は滑舌が良いミゲル 威厳もちょっと復活
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