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「何ミリア?お母さんの邪魔をするの?」
若干不機嫌そうな表情のキリナをミリアは更に不機嫌そうな表情で睨み付ける
「キリナさん、黒いですよ~。ミリア、落ち着いて~」
「亮太さんは私がお守りします!たとえそれがお母様の毒牙だろうと!」
「150やそこらの小娘が母親に勝てると思っているの?」
パリン
「うぉ!?指で!?」
パリンとお猪口を指で割るキリナ
そして亮太の耳元でもう一度パリン
「いてっ!……破片?ミリアも!?」
「…」
娘さんも割ってました
「良い度胸ねミリア」
「亮太さんには近付かないでください」
「誰があなたを育てたと思っているの?」
「私は亮太さんを守るためにここに居ます!」
「まだ身体も子供と変わらないくせに女ぶるのはやめなさい?惨めよ?」
「私はお母様より亮太さんを知っています!!」
…!
……!
「可愛い顔して罪な男なのね♪」
ミラクはウフフ…と微笑みながらちびちびお酒を口に運び楽しそうに亮太を巡っての争いを眺めている
「キリナぁぁ!!私は生涯お前しか愛さないぞぉぉぉ!!!」
「アンタのキリナさんは灯籠なのか!?」
吐きそうな気分だが精一杯の力で灯籠に抱きつくミゲルに突っ込みを入れる亮太若干顔色が悪い
「話が噛み合ってない…」
唯一正気を保っている美空だけが状況を冷静に見えていた
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