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「その節は本当にお世話になりました」
礼儀正しく頭を下げるミリア
太刀は横向きにして身体の前に置いてある
「もう気にするな。傷は残ったと思うけど今は生きていることに幸せを感じろ」
「十分に幸せです」
本当に幸せそうな表情のミリア
鷹もそれを見て安心して聞きたいことを口にした
「で…どうしてこんなに遅かったんだ?」
「え?いつこっちに来たんだ?」
起き上がって鷹に向き直る
「お前らの入るの1日前の筈だったんだがもう10日経ったぞ」
鷹の指差す壁には正が2つ並んでいた
「これが精霊界とのタイムラグか…」
「タイムラグ?」
「あぁ…ちょっと前に聞いたんだけどミリアの年齢が…」
二人で話し込んでる間にミリアはあることに気付いた
「美空さん!?」
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