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「外観は変わらないのか~」
亮太の塔を見ての第一声
亮太達の世界にあった物と全く同じだが草が生い茂っていたり所々ひび割れていたり、どことなく古びている
「あ!分かりました!!」
「うぉ?」
いきなり叫ぶミリア
「これ!『御霊の塔』です!!」
そう言って辺りを調べ始める
「ほらありました!」
指差す先にはこの世界の果物と思われる供え物
ミリアはそれに手をあわせて一礼する
「ぅ…」
少々ひきつった顔をしている鷹
「どした?」
「いや…何でも」
「クスクス…」
まさか自分が喜んで食べていたものがお供え物だとは思っていなかった様子
「だから言ったでしょう?『やめておきなさい』って…」
「…悪かった。次からは気を付ける」
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