朝の眺めを見渡していたら In Good Morning For Nature Smile.

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朝の眺めを見渡していたら In Good Morning For Nature Smile.

 私は本日、朝から、否、昨日から寝もせず――朝はそのまま家を出ると必ず眠たくなくなります。図書館から借りていた二冊(なんと二年程までも!)を至り返そうと、今先ほど、ここに着いたのですが、まだ虫が煩く鳴きだした初夏は、いやはや、この口の悪さとは、昇りかけている太陽も落陽するに見えそうではないかと疑うところ。私は、やはりツイておらず、今、その近くに流れる河原の川寔きに腰下ろし、息抜きして居るのでございます。  誰顔も、私の周りには、居らっしゃりません。只、夏、蝉だけが、ぎいぎいと五月蝿く鳴き喚いておるだけでございます。  朝支度をせていた時の分、私は気前よく、否朝型の不自然な高揚感と申しましょうか、そのような気持ちで昼時の飯を拵えていたのにもかかわらず、まあ見事に運悪にやられいられ、本心、呆然と、このように綴る次第でございます。もう、では、早速、昼用の弁当を腹にこしら込もうか、宜しいですか。半ば、やけくそになっておる時分がいます。助けて下さい。  ですが、今程、弁当を袋から取り出してみたのですが、これでは、と引き返し、ふっ、と思ったのです、「これでは、本当に唯、ぴくにっくに来た、少し老けた青年ではないか」と。私自身が知っておりますから!  ――それから、しっかり「頂きます」と言ったはよかったものの、むしろ、気掛かりがひとつあった事。まず、喉元の奥からはい出でたように、じん、とうねったように、その声が低すぎた、まずけがほんの一寸したが、特に気にはせず、自然と仲良く頂きました。まやしき哉な。  弁当、これ自体は半分くらいで、腹ふくらんでしまい、残った焼きそばの、伸びきった麺は目に余り、傍らには、拭き忘れたようにこぼれていた、今朝に、中華のそれと、冷蔵庫にしまってあり、目に映った、三日前のいたりあんみーと、スパゲティのソース付けだけを間違え入れてしまったのです。味は、やはり、焼きそばの濃味が、圧倒的に私などの舌上に広がったようです。
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