新生活に夜明けは付きものだ/My Life at meaning of soon night.

3/8
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
 目がかすむ、晴れている、何事なく毎日がトワビラカな一枚一枚、切り絵にしたみたいな、そう、それでそれを、一つ一つ丁寧に重ねてあげて、ぱらぱら、空回してみるの。  記憶がぼやけてしまふ。誰にも興味を惹かれない。そんなのわかってる、多分。  でも、最近を思ふと、そう考えてしまふし。  同じ日々の繰り返しを……と、世間体の怠けた誰しもが謂ったりするけど、だけど、貴方は違う。違うわよ、明らかに。……ええ、違うわよ。だから一応礼儀かわりに言ってしまふけど、貴方は同じよふな人種にはなりたくないことすら離己的でなく、それすらなく、全くの無情のまま、ほら吹きつく事無くだったもの。そんな昔の話しじゃないの。勘違いしないでね。とにかくつまりないしは、少なくとも私は私をそれに近しい思いはあるけれど、別に大丈夫だしね。そふゆふことよ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!