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社長
「あらっ、ナイスアイデア!」
[花と社長を遠目に見]
尾山
「あの、チーフ…。何でさっきから娘の花さんに権限があるんですか?」(こそっと)
恭吾
「そうか。おまえはまだ知らないよな、お嬢さんの才能を」(そう言えばというように)
尾山
「才能…?」(不審気に)
恭吾
「桃原まりかはもちろん…
うちの事務所の歴代売れっ子を見出してきたのはすべてお嬢さんだ
お嬢さんにかかれば売れるか売れないかは一目瞭然。
人呼んで…『鮮血の花』」
(真面目にすらすらと)
尾山
「せっ、鮮血…!?
一体どうやって判断を…!?」
(目を丸くし驚いて)
恭吾
「お嬢さん。
コレを 見てもらえますか」
(まりかのデビュー当時の写真を手に取り花の目の前に掲げて)
花
「……っ、…!」(ビクッと反応を示し、ダパーっと鼻血垂らして)
尾山
『は…鼻血基準────!?』
(衝撃を受けたように)
まりか
「まりかも始めて花ちゃんな会った時キレーな血をみたなぁ」
(なつかしむように)
社長
「相変わらず、第六感 絶好調ね!
明日も頼んだわよ、花!」
花
「(一呼吸置いて)任せて、ママ!」
花(N)
《今はまだ 手伝いくらいしかできないけど この鼻と、心の中のアイドル魂で……
いつか私もタレントのプロデュースをするんだ!》(意気込んで)
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