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【中央パーク】
[バイト募集のチラシを手に中央パークへ]
黒瀬 桐(以下:桐)
「ふーん…ここが中央パークか」
[花、桐に気付かず、すれ違い]
花
「えーと、まりかの出番の後は
ダンスとライブと…特別ブースで「Mr.シノヅカのマジックショー」っと」
花
『Mr.シノヅカって最近よくテレビに出てる……』
(ちらりと目をやりつつ)
紫ノ塚(父)
「さぁ、みなさん。手にご注目を」
(マジックの最中)
花
『って、こんなオジサン見てる場合じゃないか…』(ダンススペースに視線を移し)
紫ノ塚 怜(以下:怜)
「…父さん。鳩の仕掛け終わったよ」(こそりと父親に話しかけ)
紫ノ塚(父)
「悪いな、怜。
急にアシスタントなんか頼んで」
怜
「……別に」(抑揚なく)
花
「……反応ナシ」(ダンススペースを凝視するも肩を落として)
[肩を落とす花の後ろで]
赤松 順平(以下:順平)
「おーい。一彦っ、こっちこっち!!」
緑川 一彦(以下:一彦)
「順平っ!
こんな大勢の前で緊張すると思うけど……頑張ってね!」
(迷子になって若干涙目になりながらも応援するように)
順平
「おー!!
ダンス本番までテンション上げてくぜーー!!」(明るく元気に)
一彦
「順平、声 大きいよっ」
順平
「あはははは、そうかー?」
花
『うーん…こっちも反応ナシ…』
(またしても気付かず視線を移し)
[侑吾、人ごみの中に紛れつつ両側に女の子を連れて]
女子A
「侑吾ぉ、ライブのチケットほしーい」(甘えた声で)
女子B
「私もー。余ってないのー?」(↑同)
青柳 侑吾(以下:侑吾)
「好きなように遊んでいいよ
このイベントの主催者は僕の親だしね」(にっこりと優しく)
花
「それにしても、人多いな──っあ、ごめんなさ……」
(腕を動かそうとすると通行人にぶつかり謝ろうとして)
桐
「ったく、どいつもこいつもじゃまくせーな」(イライラと吐き捨てるように)
花
『なっ…何だこいつ!!』
(相手の態度に頭にきて)
桐
「ふんっ」
[謝りもせず行ってしまう]
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