第十六章 《音羽と二人の部下》

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「あぁ。二人来て、その内一人が医学を学んでるが正直、役にたたねぇ」 (((なんのために医学を学んでるんだ?))) 「小さな怪我程度なら大丈夫だが、風邪薬が作れない奴だ」 「ごめん、そいついんの?いらねぇよな?」 薬を作れない医者がどこにいると思ってしまうが、晋作の言った通り役にたたない 「もう一人はどうなの?」 「もう一人の奴は実戦で使える奴だ。決めるのは音羽だから今は保留にしている」 「うーん、まぁ、そうだね」 音羽が嫌と言えば二人は音羽の付き人では無く、晋作が作った奇兵隊に入れられるだろう 「音ちゃんはどんな反応をするのかねぇ」 「さぁな」 俊輔はでかい欠伸を一つ漏らし寝そべると夢へと旅立った その間、晋作は漢文の続きを、九一と稔麿は俊輔が起きない事を確かめると、俊輔の顔に落書きして時間を潰したのであった
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