第十六章 《音羽と二人の部下》

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「ただい「なにやってんだお前等ぁぁぁぁぁぁ!!!?」 「「!!?」」 鍛冶屋に帰ってくると、俊輔の珍しく怒りが籠った突っ込みが音羽と玄瑞を出迎えた 「何があったんやろ…?」 「稔麿が何かしでかしたのだろう」 野菜や魚を水に浸しておき、声が聞こえた部屋へと向かった 「なにやってんのほんとに!?なんか俺に怨みでもあんのか!?」 「しゅ…俊輔…!!頼む…!!その顔で俺を見ないでくれ……!!腹が捩れる…!!」 畳をバンバン叩き付ける晋作はなんだか苦しそうで涙が溜まっている 「お前等何を騒い……俊輔か…?」 「玄瑞~音ちゃん~!!」 「俊輔さんどないしはったん!?顔、真っ黒やん!?」 音羽と玄瑞は笑う事をせず、俊輔は二人にすがり付く
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