第十六章 《音羽と二人の部下》

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「稔麿ー!九一ー!てめぇらは謝りの言葉を知らねぇのかぁ!?」 落書きを完全に落とした俊輔が来たが早速、稔麿達に喧嘩を売る 「まぁまぁ、俊輔さん。今日、罰として稔麿と九一さんのご飯減らすから、それで許されへん?」 「え゛ぇ!?音羽ちゃんそれ本気!?」 「本気♪」 濁りの無い満面の笑みの音羽に九一は項垂れた ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「はっ?付き人つける?うちに?」 昼間に言った通りに九一と稔麿の飯の量は少なくかなり寂しい それを他所に晋作は昼間に言っていた付き人について話した 「急に付き人言われても……」 「今はまだ俺達が音羽の傍にいれるが、いつもいれる訳じゃねぇ」 「前の政変の時に紅蝶はただの人斬りでなく長州の者だと分かったんだ。狙われる可能性は高い」
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