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「どないしたん彼方君?」
「え!?いえ……その…似ているなと……」
「似てる?」
自分の顔をペタペタ触る音羽に奏は慌てて謝った
「すみません!なんでも無いので気にしないで下さい!」
「う…うん…」
あまりの必死さに音羽は頷く他無かった。そのあと、俊輔が取ってきてくれた魚で朝食をとり、九一、玄瑞が鍛冶屋に顔を出した。稔麿はまだ眠そうにうつらうつらと飯をとっている
「この二人が音羽の付き人か。医学を学んでいるのはどっちだ?」
「わっ、私ですっ」
「確か、奏だったな。薬が作れないんじゃ意味がない。俺の元で医学を学べ」
「はいっ」
玄瑞はフッと口元を緩め、残りの飯を食べた。稔麿は結局、我慢出来ず音羽の膝で再び眠りについた
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