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が、それは恭介くんの手によって阻まれた。
「ちょ…待てお前……」
「離してっ!触らないで!あたしの……っ、あたしの気持ちなんか…考えた事もないくせに…っ!!」
あたしは目一杯恭介くんを睨んだ。
そんなあたしに少し怯んだのか、恭介くんは目を見張っていて。
……もう嫌…
こんな風な気持ち…っ!
あたしは、少し緩んだ恭介くんの手を振り払い、そのまま家を飛び出した。
外に出た瞬間、肌に刺さるような冷たい空気に あたしは身震いした。
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