第14章

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「……お前、俺の事好きなのか?」 ……え…? いきなり口を開いた恭介くんの言葉に、あたしは驚きを隠せなくて。 「な、何…言って……」 「答えろよ。」 ゆっくりと顔を上げ、恭介くんを見れば。 少し笑いながらあたしを見ていて。 ……また…っ あたしをからかうの……!? 「……あたしをからかうの、楽しい……っ?……最っ低だね…!…大嫌い…っ!今は、大嫌いだよ!!」 「…“今は”って……」 「………っ!!」 最悪…っ こんなの、好きって言ってるようなものじゃん…! あたしは、自分の部屋へと走り出した。 後ろから、恭介くんが追ってくる音。 「待てよ!!オイ!!」 「来ないで…っ!」 あたしは、間一髪の所で部屋のドアを閉め鍵をかけた。 .
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