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そう思って隅っこの方にいると。
クスクスと笑う声が聞こえ、チラッと見る。
「やだぁ、恭介くん、梓羽ちゃんに聞こえちゃうよっ」
…あんたの声が聞こえまくりだわ。
「俺、ブスをどん底に落とすの好きなんだよなー。見た目は中身も表すだろ?」
「あはっ恭介くん最低ー!」
「そーか?ブスに一時でもいい思いさせてんだから、優しいだろ?」
不意に恭介くんがあたしを見た。
「俺は、ブスを哀れんでんだ。知ってるか?ブスの泣き顔は、最強にキモイんだぜ。」
そう言ってニヤッと笑った。
…………っ!
あたしの…事だ……っ
なんて奴……!!
溢れそうな涙をぐっとこらえた。
でも、この場にいたら泣いてしまう…。
「……お姉、ごめん具合悪くなってきたから帰るね」
「ん、了解!」
「ばいばい梓羽ちゃん!」
あたしは皆にぺこっと頭を下げて その場を後にした。
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