第14章

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「恭介くん………それって……」 それを聞いた恭介くんは、ギロッとあたしを睨みつけ、「まだ言わせる気か!」と半ば怒り気味に言った。 だって……わかんないよ…… “言葉”で伝えてくれなきゃ、わかんないの…… どうしたらいいかわからず、あたしはスッと恭介くんから離れた。 すると、恭介くんは 小さく「あぁクソ…ッ」と呟き、あたしを思い切り引っ張った。 「わっ!痛っ!」 あたしは、思い切り引っ張られたものだからバランスを崩し、恭介くんの胸に思いっきりダイブしてしまって。 「痛いよ!何す……っ」 文句を言おうと思い、ムッとしながら顔を上げた瞬間。 唇に温かいものを感じて。 こ……れ…って…キス…!? .
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