第3章

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うぁー… 出たくない……。 部屋の前で、下の様子を伺っていると。 タッタッタッと階段を上ってくる足音が3つ。 うわ…どうしよ…っ あたしはとっさに自分の部屋に入り、鍵を掛ける。 コンコン… 「梓羽ぁ?いるんでしょ?」 えぇ居ますとも。 「ちょっと、扉開けてよっ」 嫌ですよ! あたしはドアを抑えながら ドアの向こうにいるお姉に、べぇっと舌を出す。 すると。 「はぁ…こんな事したくないけど…仕方ないね。」 ごそごそと鞄を漁る音が聞こえたかと思うと。 カチャ…… 「……!!?」 「スペアキーよ。」 ぎゃあああ!!! .
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