第3章

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あたしは我慢出来ずに 自分の部屋を飛び出した。 …財布と携帯を持って。 なんなの… なんなの…! なんなのよ…!! あんな奴… 消えてしまえばいいのに…っ!! あたしは、とりあえず漫画喫茶へと向かうことにした。 ……あたしは確かにブスだ。 小中学校、共にイジメにだって合ってたし、悪口にだって慣れたつもりだった。 でも…余りにもストレート過ぎて……心が痛い。 ブスなのは本当の事。 それ故に何も言えないのが…悔しくて堪らない。 「……悔しい…っ」 ポツリと呟いた言葉は、風の音に混ざって消えた。 .
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