第3章

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それから少しして、漫画喫茶に入ったあたしは、3時間程そこで時間を潰した。 もうそろそろ帰ったかな…? あたしは携帯で時間を確認し、パタンと読んでいた漫画を閉じた。 あー…あたしもデ〇ノート欲しいなー。 そんな事を思いながら、漫画喫茶を後にした。 *** 少しだけ顔を上げると、空に浮かぶ鮮やかなオレンジと紫のグラデーション。 そんな大きなキャンバスみたいな空を見て はぁ、と小さく息を吐く。 ……世界はすっっごく広いのに。 ……人間はとっっても多いのに。 あたしはその中の1人で、ブスの一員。 道行く人達は誰一人として同じ顔、同じ性格だなんて有り得ないことだけど…。 …なんで、こんなにブスなのかなー…あたし。 すれ違った同年代らしい子を見て思う。 .
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