第3章

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「……んっ…あ…しょ…っ」 開けた瞬間に聞こえたお姉の甘い声と、その光景に、あたしは思考が中断された。 ………ハッ!!! 数秒後にすぐ頭が作動して、静かにドアを閉めた。 や、やっちゃった…っ! あたし最高に最悪なKYだ…っ 顔を真っ赤にさせて俯くあたしを見て 恭介くんは爆笑していて。 「くはは…っ!ブスのくせに空気も読めねーのかよ!最悪だろ!あーおっかし。性格も顔も悪い、おまけに空気も読めないなんて、終わってんな!」 コイツ…ッ 最初から全部知ってて…!! あたしがギロッと睨むと。 わざとらしく肩をすくめて言う。 「なんだよ、お前が勝手に開けたんだぜ。お前、まじ最悪人間。カスだな。」 .
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