第3章

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なんで…こんな… どうしてこんな風に… ここまで言われないといけないのよ… 一生懸命頑張ってるのも知らないくせに… 何も知らないくせに… こんな男に… 『あたし』を、外見で決めつけて、こんなに悪口言われて……。 いくらのあたしだって もう限界だよ…っ 「…もう、帰ってよ…っ」 あたしは、恭介くんの横を通り過ぎて、自分の部屋に入り荷物を作って ダッシュで家を飛び出した。 もうやだ!! …助けて…っ あたしは溢れんばかりの涙を目に溜めながら、重い荷物をしょい直し、携帯の通話ボタンをプッシュしたのだった。 .
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