第4章

2/8
前へ
/202ページ
次へ
「ごめんね、瑠乃ちゃん…いきなり無理言って…」 「何言ってるの?全然大丈夫!」 申し訳ないというように眉を下げるあたしに対して 瑠乃(るの)ちゃんは笑顔でそう対応する。 …あたしはあの後、すぐに瑠乃ちゃんに電話をして、泊めてもらえることになった。 「にしても、どうしたの?本当にいきなりだったね?」 クッションを抱き締めながら聞く瑠乃ちゃん。 「んー…なんか、ね。」 あたしは苦笑して話しの核心には触れずに、瑠乃ちゃんが用意してくれたジュースを飲む。 .
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1266人が本棚に入れています
本棚に追加