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正直に全部言いたいけど、話したらきっと泣きそうな気がして…
ジュースを持ったまま、あたしはぼーっとしていた。
「まぁでも、そんな時もあるよね。」
そんなあたしを、優しい目で見る瑠乃ちゃんは、どこか寂しげで。
「ん…なんか、もう嫌だな、全部。」
あたしは自嘲的に笑い、ジュースをテーブルに置いた。
「どんなに頑張ったって…誰もそこを見てくれなきゃ意味がないの。」
「わかるよ。その気持ち…私もさ、ほら、志乃姉がいるから、ずーっと比べられててね…高校1年の時、それが嫌でお姉ちゃんと同じ学校入って、同じバスケ部入ったんだ。」
瑠乃ちゃんは、現在バスケ部に所属していて、噂では次期キャプテンに選ばれているとか。
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