第5章

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~~~もうっ! こんな時に…っ誰よ! 「はい、どちら様で………っ!!」 あたしはガチャッと玄関を開けた。 と同時にそこにいた人物を見た瞬間、体中の血がサッと引くのがわかった。 「よぉブス。」 ニヤニヤと笑っている恭介くん。 今は…会いたくないし、話したく…ない。 「…帰って……今日は…帰って…」 あたしが俯きながらそう言うと。 「んだよ、心狭い奴!女だろ?もっと気ィ使えよなー。本当に使えないな。姉ちゃんとは大違いだ。」 『姉ちゃんとは大違いだ』 その言葉を聞いた瞬間、あたしの中で何かが切れた。 .
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