第1章

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それに高校は夏休みだし、暇だし…。 なんて言い訳がましい事を思い、少しの期待を抱きながら 準備を始めたのだった…。 *** ……あぁ 場違い…。 私は隅っこの方で俯いて携帯をいじる。 ――ここはとある居酒屋で。 お姉とあたしとお姉の友達3人、それと男性5名、計10人でワイワイガヤガヤ。 …まぁ あたしは茅の外。 とりあえずはお姉のバックアップに入ったけれども。 あたしが入らなくても、お姉はうまくやってるみたい。 「へー梓羽ちゃんは茜の妹なんだー」 「似てないね!」 「はぁ…。」 どーせ遠回しに可愛くないって言ってんでしょ。 テンションは下がるし本当…期待した意味……。 .
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