第1章

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「じゃあ、いっくよぉ!せーのっ!」 各々が気になってる人を一斉に指差す中、あたしに向かう指が…1本……もない。 …当たり前だけど やっぱり辛いなぁ…。 ちなみにお姉には2人からの指が向かっていた。 モテモテだな、お姉は…。 あたしはさらに盛り上がるこの場に、いたたまれなくなってきて…。 あたしみたいなブスがいる場所じゃないのに、なんでここにいるの? ……変に期待したら、痛いメに遭うって…自分でわかってたのに……。 ばっかみたい…。 それからあたしは ずっと隅っこで過ごしたのだった。 .
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