若春物語

Base Story

～騎士・土屋君目線～

今日はキャン○スナイトフジのちょっとしたお疲れさま会。
スタッフさんやいつものメンバーはもちろん、知り合いや友人もぽつぽつと参加しているカジュアルな飲み会だ。
六本木にあるわりとおおきなハコのお店で、その中でも一番大きな個室を貸し切ったとか。
春日がどうしても外せないピンの仕事があるということで、若林君が一人で（こういう席にはめずらしく）参加している。
いつも隣にいるピンクのデカイ男が居ない・・・僕にとっては、これはチャンスだ。
若林君の隣の席をちゃっかりキープしたし、あとはきっと彼の口から出るであろう「俺、先に失礼するわ」の声に合わせて僕もさりげなく席を立てばいい。

僕と一緒に若林君をはさんで座っているのは、どきキャンの佐藤君だ。
彼は放送作家のK君がお誘いしたとかで、ちゃっかりこれまた若林君の隣をキープしている。
同じ「じゃない方芸人」だし、佐藤君は人間としてもとってもいい人だけれど、
どうにも彼からは若林君を狙っているオーラが常々感じられるんだ。
だからこの席順も、ちょっと警戒しなきゃいけない。