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ナース「お客様中へどうぞ」
マリオ「おっ!最初の客か」
トルネロ「どんな人でしょうね?」
マリオ「分かるわけないだろう!!」
トルネロ「えっ!?スイマセン」
(なんで怒られたんだ?)
じいさん「実は最近頭の上に花が生えてきてのぉ、抜いても抜いてもまた生えてきて困ってるのじゃ…」
マリオ「なるほど。そいつは大変だ。しかし解決は出来ます」
トルネロ「さすがマリオ先生!!」
じいさん「どうしたらいいのじゃ?」
マリオ「あなたは花咲かじいさんとして生きるのです」
じいさん「はい!?」
マリオ「抜いても抜いてもまた生えてくるなら直しようがありません。どうせ咲いてるなら一本よりたくさんのほうがいいでしょ?」
じいさん「はあ…」
トルネロ「なんか違う気がするのは俺だけ!?」
マリオ「とりあえず七本分の種とジョウロをお渡しします。粉薬はどうしますか?ご希望ならお付けしますが?」
じいさん「粉薬?」
マリオ「粉薬のことをちまたでは農薬と言ったりしますね」
トルネロ「いや先生!!それ普通に農薬だからちまたではとかの問題じゃなくて!普通農薬を粉薬って言わないから!!」
じいさん「ま、まぁ粉薬はいらないです」
マリオ「そうですか。水は朝、昼、晩と一日三回あげてくださいね。それから私の知人に評判の良い生け花の先生がいまして、電話番号と住所のメモを渡しておきます。ある程度花が咲いたら一度見てもらってください。咲いた花をオシャレにしてくれます。もし種がもう少し欲しければまた来てくだされば差し上げます」
トルネロ「花屋に行けよ!!ん?そういう問題でもないか?」
じいさん「ありがとうございました」
マリオ「いえいえお大事に」
トルネロ「終わらせた。むちゃくちゃだ…」
マリオ「よし!完璧」
トルネロ「なんかいろいろ違った気がする…」
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