汗男

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10分後 男「いやすっきりしました。でもまたすぐ汗出るんですよ…それは直せませんか?」 マリオ「ちょっと当診療所の設備では難しいですね…でも安心してください。私の古い友人が大きな病院を開いてまして、そちらへの紹介状を差し上げます」 男「ありがとうございます」 トルネロ(それは!先生の嫌いな医者がいる病院!?なんて悪質な嫌がらせ…) マリオ「それから近所の温泉の無料入浴回数券を1週間分差し上げます。あっ!粉薬はいりますか?」 トルネロ「いやいや農薬はいらないでしょ!?」 男「粉薬とは?」 マリオ「粉薬のことをちまたでは入浴剤とも言いますね」 トルネロ「農薬じゃないのかよ!!なら入浴剤って言えよ!!」 男「じゃあ粉薬もらいます」 マリオ「ハーブの香りとハーブの香りDXがあります」 トルネロ「ハーブの香りDX!?」 男「どう違うんですか?」 マリオ「ハーブの香りはハーブの香りがします。ハーブの香りDXはピーチの香りがします」 トルネロ「ピーチの香りって言えよ!!ハーブ関係ねぇじゃん!!」 男「ピーチの香りにします」 マリオ「ピーチの香り?」 男「あっ!ハーブの香りDXにします」 マリオ「あっ!そっちですか」 トルネロ「分かるだろ!?さっき自分でピーチの香りって言っただろ!?」 マリオ「では回数券と粉薬です。どうぞ」 トルネロ「粉薬まで戻るんかいっっっ!!だったら今のくだり要らないだろ!!いや…そうじゃなくても要らないだろ!!」 マリオ「今度からはさっきお教えした病院に行ってください。二度と会うこともないでしょうがお大事に~」 トルネロ「二度と来んなってはっきり行ってるようなもんだよ!」 マリオ「術式完了」 トルネロ「何が術式!?いつ手術したんだよ!?」
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