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「やぁ―、ボブ!
迫真の演技だったよ!
お疲れ、お疲れ!」
所長が満足そうな笑みを浮かべ、ビール瓶とグラスを1つ持ち朱里の方へと近付いて来た。
すると、黒く太い腕がスッと朱里の首から抜けていった。
「ゴメンナサイネ
オネエサン!
オドロカセテシマイマシタ
ハハハハハハ
ワタシ、ウマカッタデスカ? 」
「うわぁっ!!」
外人ならではの日本語発音をするボブに振り向くとボブはマニュアル通りにストッキングを被っていた。
突然見るとやはりびっくりするものだった。
「アハハハハハっ
ウケますぅっ
お上手な演技でしたよ!
ドキドキしましたもん
ホンマに殺されたぁって思いましたよ」
朱里は笑って答えた。
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