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「もしもし？ お疲れさまです……
は？
何言って…… え……
どういうコト……？
すぐ行きます……」
三人は朱里を見た。
「なんか事件？ 」
一ノ瀬が鋭く朱里を見た。
朱里は口を一文字にすると母を見た。
「お母さん、落ち着いてね……
真白……
警察に連れて行かれたって話……」
母はポカンとした顔をした。
「真白が？
どうして？
捕まるようなコトなんてする娘では……」
母は呆然となりながら徐々に興奮気味になって来る……
「詳しくはまだわからない……
ちょっと会社行って来る……」
朱里は鞄を肩に掛けた。
「ワシも会社行く！
先に送る
お母さん、連絡入れますからじっとしていてください……」
一ノ瀬は母と紫苑を安心させる笑顔を作り朱里の手を引いて外へ出た。
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