1166人が本棚に入れています
本棚に追加
目を開けると見慣れた白い天井がいつもと同じ朝が来たコトを伝えている。
真夏でもないのに全身に大小の汗の粒が噴き出していた……
「また……同じ夢……」
脱落感いっぱいになった重い身体をベッドに沈めたままに普段と一寸も変わらぬ天井をぼんやりと見ていた……
頬には、あの生あたたかい空気の感触が……
腰元には、ひんやりと湿った感覚が……
まだ……残されていた……
「目覚め悪ぅ……」
ため息をつきながら、低血圧の為かガンガンする頭を無理矢理起こした。
.
最初のコメントを投稿しよう!