22人が本棚に入れています
本棚に追加
週末ということもあり、店は混んだ。
もちろんテーブルは全てうまり、キャストが足らないという状況だ。外で待ってるお客さんもいる。
忙しいときは時間が過ぎるのは早いもので、あっという間に閉店時間の3時になった。
「ありがとうございます!またよろしくお願いします!」
深々と頭を下げ、客にサヨナラを告げた。
「お疲れー!!」
いつものように店長が言った。
まぁ送迎があるから仕事はまだあるんだけど…
(キャストはお酒を飲むので家、または車まで送っていかなければならないのだ)
「店長、ボクは誰送迎ですかぁ??」
「ん~、涼クンはマキちゃんを第二までお願い!」
「あぁ、今日入った子ですね。了解っス!じゃあお疲れース!」
ちなみに第二とは第二駐車場の略で女の子の車が置いてある。
店の回りはとめられないので遠くの駐車場を借りているのだ。
そして俺はマキを乗せて第二に向かって車を走らせた。
最初のコメントを投稿しよう!