‡第六話‡

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要side 朝起きて、リビングに行くとメモ用紙に先に行くなんて綺麗な字で丁寧に書いてあった。 俺は遅刻ギリギリに行かないと周りがうるさいので、いつもギリギリに行く。 教室に近づくと優羽への批判の声がたえなかった。 俺はいつものテンションをたもち、ガラッと教室にはいると批判の声もピタッと止んだ。 優羽のところに近づくと、 「はぁ……。要は呑気だね」 なんて言う。 「なんじゃそりゃ(笑)」 「ほらー!!授業始めるぞ!!」 先生が入ってくるとみんなは席についた。 このとき気づいてれば良かったんだ。せめて「ごめん」の一つも言ってあげれば良かったんだ。 要side 終わり
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