‡第一話‡

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紙袋を開けると黒い塊とメガネとカラーコンタクトが入っていた。 「なんですか?これは?」 「鬘(カツラ)だ。見ての通りお前は狙われると思う。だからそれをつけて学園に通え」 話終えるとエンジンをつけて車は走りだす。 「別に喧嘩くらいできますよ。」 (無自覚かよ…) 優羽は髪は長めで、白に近い銀髪だった。片目が青くこれでどんな嫌な思いをしただろう。 ―――化け物!! ―――こっちにこないで!! ―――死んじゃえよ!! 「…う…優羽!!」 「なんですか…?」 まただ…。こんな過去消してしまえばいいのに…。 「何度呼びかけても、戻ってこないから…」 「あぁ。すいません。いつもの事なんで気にしないで下さい」       ・・ ニコッとまた笑う。 「そっか…。 早くつけて?もう学園につくから」 拒否権はないらしい。 仕方なくつけるともう別人のような自分がいた。
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