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紙袋を開けると黒い塊とメガネとカラーコンタクトが入っていた。
「なんですか?これは?」
「鬘(カツラ)だ。見ての通りお前は狙われると思う。だからそれをつけて学園に通え」
話終えるとエンジンをつけて車は走りだす。
「別に喧嘩くらいできますよ。」
(無自覚かよ…)
優羽は髪は長めで、白に近い銀髪だった。片目が青くこれでどんな嫌な思いをしただろう。
―――化け物!!
―――こっちにこないで!!
―――死んじゃえよ!!
「…う…優羽!!」
「なんですか…?」
まただ…。こんな過去消してしまえばいいのに…。
「何度呼びかけても、戻ってこないから…」
「あぁ。すいません。いつもの事なんで気にしないで下さい」
・・
ニコッとまた笑う。
「そっか…。
早くつけて?もう学園につくから」
拒否権はないらしい。
仕方なくつけるともう別人のような自分がいた。
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