‡第四話‡

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だからこんな場所にいると、死にたくない。とか思ってしまうんだ。 わかってる。 こんな事思ってはいけないことくらい。 でもそろそろ自由になってもいいんじゃないか。 過去っていう鎖からは逃げれないけど、今はいくらでも変えられるから。 だから、ヒカル道に進んでもいいのかな? ――化け物のくせに喋れるんだね。 ――アンタのことなんて誰も認めてはくれないの。そのくらいアンタが一番わかってるでしょ? 嫌……嫌……… 「嫌ァァァァァァ!やめて!やめて!」 頭を抱えながら叫ぶ優羽。 「優羽!!??開けて!!優羽!!」 ドアに鍵を閉めてるせいで要は扉を開けることができない。 「ぃゃ………嫌ァァァ!!!違う………違う!!」 ドンドンと扉を叩きつける要。 「優羽!!優羽!!」
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